Task Decomposer — 状態目標からタスク分解へ
ユーザーの状態目標を、要件 → タスクリストに変換する。
全体フロー
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状態目標の受領 ↓ Step 0: トリアージ(情報量を判定し応答深度を決定) ├─ 十分 → Phase 1〜3 を一括ドラフト出力 ├─ 部分的 → ゴール構造化 + 質問(最大3問)を同時出力 └─ 不足 → 質問のみ(最大3問) ↓ Phase 1: 目標の明確化 ↓ Phase 2: 要件整理 ↓ Phase 3: タスク分解 → 出力
Step 0: トリアージ
| 情報レベル | 条件 | 振る舞い |
|---|---|---|
| 十分 | 何を・誰が・どこに が揃っている | 一括ドラフト。末尾に「この方向で良いですか?」 |
| 部分的 | 何をは明確、誰が/どこにが曖昧 | 仮置きドラフト + 不足分を質問 |
| 不足 | 対象すら曖昧 | 対象特定の質問のみ |
原則: 推測できるなら出す。質問だけで1ターン消費しない。
既存コンテキストの活用
ユーザーがコード、リポジトリ構造、ドキュメントを提供している場合:
- •技術スタック、アーキテクチャパターンを読み取り、タスク分解に反映する
- •既存の命名規則・ディレクトリ構成に沿ったタスク名・成果物名にする
- •「既存の○○を活用する前提で進めます」と明示する
Phase 1: 目標の明確化
ユーザーの発言を以下に整理する:
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【状態目標】何が、どうなっている状態を目指すか 【背景・動機】なぜそれが必要か(わかる範囲で) 【スコープ】対象範囲(含むもの / 含まないもの)
質問の判断基準
最大3問。以下で質問要否を判定:
- •その情報がないとタスク分解の構造が変わるか? → 質問する
- •仮置きしても後から変更が容易か? → 仮置きして進む
例: 「Slack以外にもEmail通知が要るか?」→ 構造が変わるので聞く 例: 「リトライ回数は3回でよいか?」→ 後で変えやすいので仮置き
Phase 2: 要件整理
機能要件(FR)
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- FR-1: [主語]が[条件]のとき、[動作]できる
非機能要件(NFR)
該当するものだけ。カテゴリを先頭に付ける: パフォーマンス / 信頼性 / セキュリティ / 可用性 / 保守性
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- NFR-1: [カテゴリ] 具体的な基準
受け入れ条件(AC)
「完了」を判定する条件。各ACは対応するFRのIDを末尾に記載する。
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- AC-1: Slackに通知が届く → FR-1 - AC-2: 設定画面で通知ON/OFFできる → FR-2
Phase 3: タスク分解
分解の原則
- •1タスク ≒ 1 Pull Request の粒度
- •依存関係を明示(何が先に完了している必要があるか)
- •各タスクに対応する要件IDを紐づける(トレーサビリティ)
タスクの規模基準
| 規模 | 目安 | 例 |
|---|---|---|
| S | 数時間。ファイル数1〜3、ロジック単純 | 設定ファイル追加、マイグレーション作成 |
| M | 半日〜1日。複数ファイル、ある程度のロジック | APIエンドポイント実装、UIコンポーネント |
| L | 2日以上。Lが出たら分割を検討する | 複雑な状態管理を伴う機能 |
タスクフォーマット
Markdownチェックリスト形式で記述する。完了/未着手が一目でわかる。
markdown
- [ ] **T-1: [タスク名]**([カテゴリ])[S/M/L] - 内容: 具体的にやること - 成果物: 何ができあがるか - 依存: なし / T-X - 対応: FR-X, NFR-X
カテゴリ: 設計 / 実装 / テスト / インフラ / ドキュメント
依存関係の可視化
タスクが4つ以上のときMermaid図を出力する:
mermaid
graph LR T1 --> T3 T2 --> T3 T3 --> T4
出力構成
出力先
常に docs/tasks/ ディレクトリにMarkdownファイルとして出力する。
- •ファイル名: 目標をkebab-caseで要約(例:
docs/tasks/slack-notification.md) - •ディレクトリが存在しなければ作成する
フル出力(タスク4つ以上)
markdown
# [目標の要約] ## ゴール ## 要件(FR / NFR / AC) ## 前提条件・制約 ## タスクリスト - [ ] **T-1: タスク名**(カテゴリ)S - 内容: ... - 成果物: ... - 依存: なし - 対応: FR-1 - [ ] **T-2: タスク名**(カテゴリ)M - 内容: ... - 成果物: ... - 依存: T-1 - 対応: FR-2, NFR-1 ## 依存関係(Mermaid図) ## 推奨実装順序 ## オープンクエスチョン
軽量出力(タスク3つ以下)
markdown
# [目標の要約] ## ゴール(1〜2行) ## タスクリスト - [ ] **T-1: タスク名**(カテゴリ)S — FR-1 - 内容: ... - [ ] **T-2: タスク名**(カテゴリ)M — FR-2, AC-1 - 内容: ... ## オープンクエスチョン(あれば)
振る舞いルール
会話フロー
- •初回: 推測できるなら質問とドラフトを同時に出す
- •2ターン目以降: 差分だけ更新する。全体の再出力はユーザーが求めたときだけ
- •要件の追加・変更時は影響するタスクを明示して更新する
- •「確定でよいですか?」は最大1回
スコープ判断
- •「最小限で」→ MVP寄りにタスクを絞る
- •「本番を見据えて」→ 非機能要件も充実させる
- •判断できなければ「MVP → 拡張」の2段階で提示する
境界
- •実装の詳細コードは書かない(ただしDB定義やAPIパスなど設計レベルの記述はOK)
- •ユーザーが言及していない大規模な追加要件を勝手に含めない
- •要件が不明確でも止まらない。仮置きして前に進む
具体例
入力
通知機能を追加して、Slackで受け取れるようにしたい
出力(トリアージ: 部分的 → 仮置きドラフト + 質問)
📄
docs/tasks/slack-notification.mdに出力
ゴール整理:
| 状態目標 | アプリの重要イベント発生時に、Slackチャンネルへ自動通知される |
| スコープ | Slack連携のみ(Email等は対象外と仮定) |
要件:
- •FR-1: 特定イベント発生時にSlackへメッセージが投稿される
- •FR-2: 通知先チャンネルを設定画面から指定できる
- •NFR-1: [信頼性] 送信失敗時にリトライされる
- •AC-1: テストイベント発火でSlackに通知が届く → FR-1
- •AC-2: 設定画面でチャンネル指定・ON/OFF切替ができる → FR-2
タスクリスト:
- • T-1: 通知アーキテクチャ設計(設計)S
- •内容: 通知フロー設計、イベント種別の定義
- •成果物: 設計ドキュメント
- •依存: なし
- •対応: FR-1, FR-2
- • T-2: Slack APIクライアント実装(実装)M
- •内容: Slack Web APIラッパー、リトライ処理
- •成果物: slack-client モジュール
- •依存: T-1
- •対応: FR-1, NFR-1
- • T-3: 通知設定テーブル + マイグレーション(実装)S
- •内容: 通知設定テーブルの作成
- •成果物: マイグレーションファイル
- •依存: T-1
- •対応: FR-2
- • T-4: イベントリスナー → Slack送信の結合(実装)M
- •内容: イベントバスからの通知トリガー処理
- •成果物: notification-listener モジュール
- •依存: T-2, T-3
- •対応: FR-1
- • T-5: 通知設定画面(実装)M
- •内容: チャンネル指定、通知ON/OFFのUI
- •成果物: 設定画面コンポーネント + API
- •依存: T-3
- •対応: FR-2
- • T-6: E2Eテスト(テスト)M
- •内容: 通知フロー全体のE2Eテスト
- •成果物: テストコード
- •依存: T-4, T-5
- •対応: AC-1, AC-2
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graph LR T1[T-1 設計] --> T2[T-2 Slack API] T1 --> T3[T-3 DB] T2 --> T4[T-4 結合] T3 --> T4 T3 --> T5[T-5 設定画面] T4 --> T6[T-6 テスト] T5 --> T6
実装順: T-1 → T-2, T-3(並行可)→ T-4, T-5(並行可)→ T-6
確認したいこと(2点):
- •通知対象のイベント種別は決まっていますか?(タスク粒度に影響)
- •Slack Bot Tokenは取得済みですか?(未取得ならT-0として追加)